上川法相が厳罰化に言及し、おそらく来年度予算案で通過し参院でも可決する見通しになるだろう。
何故こう思うのか?となるけど、これは立憲が再度ぶち上げた人権擁護法案に繋がっている可能性があると考えたから。
これの何が問題なのかは言わずと知れているし、改めて言うまでもなくこれが「親告罪」と明記されているからに他ならない。
わたしはここで何度か本当の意味における人の権利や本来守られて然るべき人権について述べてきた。
無論主にネット上に蔓延る謂れのない誹謗中傷を抑制する意味合いは強かろう。
けれどそれは必ず副産物を齎す。
だって親告罪だから「わたしあの人に誹謗中傷されました」と被害届が受理され、身柄拘束、取り調べ事実確認の上検察と言う流れは容易に想像できる。
これ自体は誹謗中傷が事実であれば何の問題も無いのだけど、「逆差別」を助長する可能性を含んでいる以上人権擁護法案と差異が無い事が問題なのだ。
但し、ネット上であればログやレスはプロバイダに物的証拠として残るし、開示請求に応じる形で開示すれば動かぬ証拠とはなる。
ここで問題です。
1 「あの人は大酒飲みだが働き者だ」
2 「あの人は働き者だが大酒飲みだ」
1である場合概ね親しみのある誉め言葉に捉えられるだろう。
2の場合こちらも概ね誉め言葉に聞こえなくもないが人によっては大酒飲みの部分だけが否定されるように聞こえるだろう。
このように言葉の解釈が人によって違う以上一つの刑罰を重罰化するには無理があるという事だ。
かと言って言論の自由にも抵触する事ゆえ事は本当にデリケートになってくる。
別の言い方をするなら、ネット上のそういう汚い言葉使いも文化と言ってしまえばそれまでだし、事実この法案が厳罰化されて誹謗中傷が無くなるに越した事はないのかもしれない。
でも少し考えてほしい。
何処の世界に一国がこの事に躍起になって、ネットで散見される物事が綺麗になる世界がどれだけ狂気じみているか。
同時に有名税とは言わないが、著名人や有名人が賛否に晒される事は今まで存在していた事実だし、その賛否からさらに優れた作品とか優れた役者が育つ事も事実ではなかったか?
後半部分の内容はともかく、厳罰化は慎重に議論して、出来る限り現状個別で対応するのが最適解な気がするのだが如何だろう?
でも誹謗中傷はやっぱり良くないよ。
知人友人なら反りが合わない事もあるし、その度に感情は揺れるだろうけど、作り物を演じている著名人の誰それが気に喰わないという理由なら気に喰わないとだけ言えばいい。
それは好き嫌いの次元の問題だからね。
けどそれ以上の謂れのない誹謗中傷はやっぱりいけないね。
そもそもこういう事でああいった事件になった。
これ以上後手に回ると困るから厳罰化するねーではあまりにも安易で考えが足りなさすぎる。
わたしも言葉が足りないけど、とにかく何か胡散臭さを覚えるのだよ。
例えば総裁選の先にある衆院選を見据えてのパフォーマンスとかね。
ほなね。