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This Armor

古今東西何でも研究所

夜空

現在わたしが暮らす地域だと夜空が黒い。
知らない人は驚くかもしれないが、わたしが幼少時過ごしていた街は工業地帯と繁華街の狭間だったので夜空が赤いのだ。

今の場所に越してきた当時は黒い夜空に慣れるのに時間を要した。

夜空と言えば今時期だと21時に東に月が上がって午前3時くらいには西に傾くのかな。

来月の十六夜は気持ちのいい秋の夜長である事を願うばかり。

この場所で夜空を見るのは来年が最後かな。
少なくとも再来年は引っ越しているのでここにはいない。

ちょっと振り返ってみると大きな出来事でそれなりに心が重いと思っていた事が時間の経過と自身の変化によって何だか夢を見ていたような感覚になる。

それでも起きてきた事は消えてなくて小さな傷と小さな痛みは残った。

けれど不思議なもので夜空に浮かぶ月や、水平線を観ていると人間の人生など本当に一瞬で、しかも人の人生がどうあろうと自然は素知らぬ顔で営みを続けている。

そう言えばちょっとあちら界隈の言葉になるけど、「自然との調和」が美しいとあったけどどうなんだろう?

自然の風景はとても美しいが、人間の営みと自然が調和する事で美しいとなるのだろうか?
よく判らないし、理解するつもりもないからいいんだけどね。

多分そういう事って理性や思考で理解出来る事ではないし、事実感じる事の方が大事だしね。

けどおかしなことに、明らかに「不自然」と感じる物事には大抵「不愉快」が付きまとう。

例えがどうかと思うけど、それは美容整形と自然美の違いと違和感のような。
もちろん整形は否定しませんよ。
生き方や価値観は人それぞれだしね。

ただ見てると違和感が存在すると言うだけの事でそれ以外の何かがあるわけじゃない。

でも稀に見た目の時点で不快感を醸す事もあるのでこれも感じ方でしかないから難しいね。

二人の人間が同じ花を観ていても感じ方が違うのと同じように物事も見方も異なるという事さね。

夜空に浮かぶきれいな月だって、人や心情によって変化する。
これも一種の相対性理論じゃないか。

自分が大事に想う誰かがもしかしたら違うどこかで同じ月を見上げているかもしれない。
それで充分だ。

ほなね。
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